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トキ子ども博士たち

新潟日報9月18日(日)に元トキ保護センター長・近辻宏帰さまの書かれた文章が載りました。
新井満氏著作「朱鷺のキンちゃん空を飛ぶ」の書評です。
キンちゃんにとっての“第三の男”だった保護センターでの思い出や新井氏とのエピソードがユーモアを交えてまとめられています。

思えばその“第三の男”というのが近辻さまから聞けるめったにない愚痴なのかもしれません。
38年も前に、東京生まれの方がはるばる佐渡に移り住み、佐渡の中でも不便な山奥で特別天然記念物の飼育繁殖に手探りで関わり、
並大抵でない努力も苦難もあったことと想像されるのに、口にされるのは素敵な思い出話ばかり。

今年度のビオトープづくり体験修学旅行が終了した翌28日、トキのお話を聞くトキ学習修学旅行も最後の小学校を迎えて終了しました。
4月から会館にしばしば講師としてお出ましいただいた近辻さまも一段落にほっとされたことと思います。

近辻さまのお話が聞けるとなると、保護センターの裏話や苦労話といった内容を期待する向きもありますが、 こちらでお話いただいているのは主に間近で見てこられたトキの生態についてです。お話の上手さは小学校の先生方のお墨付きです。
修学旅行に来た子どもたちは熱心にトキの生態の話を聞き、いろんな思いもよらない質問をしてくれます。
近辻さまの方も、どうしても出てきてしまう専門用語を言い換えたりしてわかりやすく伝えようとしてくださっています。

「みなさんはここでお話を聞いた“トキ子ども博士”です。家族やお友達にトキの理解を広めてください」とは近辻さまの締めくくりの言葉。
今年もたくさんの小さな博士たちが誕生しました、各地でご教授くださっているでしょうか?

 

[ 掲載日:2005年10月01日 | カテゴリ:トキのこと ]