豚汁始末。
この前の日曜に行なわれた市民環境大学の修了式には、実践活動として森林作業を予定していました。
作業は雪のため中止になってしまったのですが、作業後に用意されていた豚汁はそのまま皆さまに振る舞われました。
作業に代わりに当館周辺の散策が実施され、寒空の中お戻りになられた皆さまにはとてもご好評いただいたようです。
残飯も皆さまと環境大学を運営されている環境保全室の室長さま胃袋限界までの努力によりかなり減らされました。
問題はそこから。
修了式がぶじ終わって、学生の皆さまも運営の皆さまも帰られた後に残されたもの。
それは豚のあぶらでギトギトの大鍋2個と50人分の容器とお箸。…と、事務員さん独り。※
今回は運営担当者の意向で金属の鍋に使い捨てでないプラスチック容器と塗箸が用意されています。
洗ってみた結果、所要時間は1時間強。
熱湯をかなり使いましたがプラスチック容器のあぶらはメラミンスポンジでは落ちきらず洗剤もよく使いました。
ここで疑問が生じます。
下水道が完備されていないところで豚汁の容器を洗うのが果たして環境にとってよいことなのか?
この疑問に答えのヒントをくださったのは、別のお仕事で当館に来られた農と食の環境フォーラムの方。
科学的には“環境負荷率(かんきょうふかりつ)”という難しい計算方法でどちらがより環境によいか割り出せるそうなのです。
しかし、使い捨てのための生産物を増やしたりゴミを増やすことによる環境負担を考えるのなら“再使用可能な物を利用する”
ことを推進しアピールすることは社会教育としても重要なこと。
この瞬間どちらが適切かというのも大事ですが、今後の環境のためにどんな生活をめざしていくのが大切かというのも大事なこと。
目先のことにとらわれて将来の環境を見失ってはいけない、ということでしょうか。
ふだんついつい目の前のことばかり気にしてしまうことを反省しました、長い目は大事です。
※通常利用された食器類は常識的に会場使用者の責任で洗って帰っていただいています。
[ 掲載日:2006年03月18日 | カテゴリ:会館のこと ]
