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新潟大学トキプロジェクトの田んぼ

佐渡は稲刈りの季節ですと先日お伝えしましたが、トキ交流会館となりにある田んぼでも稲刈りが行われていました。 新潟大学トキ野生復帰プロジェクトの実験田んぼです。

田んぼを3つの区画にして、化学肥料と農薬の使用量を変えた実験をしています。
写真手前から、化学肥料と農薬を一般の栽培方法と同じ量使用の田んぼ、両方を5割減らして有機肥料を加えた田んぼ、 農薬も化学肥料も使わず有機肥料だけ使用した田んぼです。

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(刈っているのが農薬と化学肥料を5割減らした田んぼ)

トキは冬になるとエサの量が減って、人間の住む平地の田んぼまでエサを探しにきます。田んぼでもできるだけ農薬を使わず、 たくさんの生きものが住めるように工夫する必要があります。無農薬栽培や有機栽培などは手間がかかります。 新潟大学トキ野生復帰プロジェクトは、トキや環境にやさしく人間が無理なく取り組める農法を研究しています。

この実験田は、日常の管理を地元の人が行い、新潟大学農学部教授の福山利範さんが2週間に1度くらい泊りがけで佐渡に来ています。 福山さんは、研究・調査を1時間ほど行った後、いつも一生懸命草取りをしていました。 たまにアオキは交流会館の駐車場などから福山さんの奮闘ぶりを見ていました。

福山さんに生きもの量の違いを聞いてみると、慣行農法(一般の栽培):減農薬減化学肥料:無農薬無化学肥料の田んぼで1:2: 6と大きな差があったそうです(重量ベース)。

福山さんは「こまめに手入れをできないのでなかなか草取りなど作業が追いつかない」と話していましたが、 半分農薬を減らした田んぼは一般の田んぼと変わらず稲がフサフサと育っていました。

稲刈り当日の人数は4人。例年は10人ほどいるそうですが、今年は少なめです。 佐渡トキの田んぼを守る会の山本さんがトラクターを持って手伝いに来ていましたが、稲刈り前の田んぼの水抜きに失敗して土がゆるく、 トラクターが入れなかったそうです。5人は汗をかきながら、稲を手刈りしていました。
お茶の時間にはみんなで土手に座って、山本さんの冬に水を張ったり水を深くすると草が抑えられる経験や、 福山さんが来年やってみたい実験などを話していました。

新潟大学トキ野生復帰プロジェクトの研究成果は、2008年2月ころにトキ交流会館で行われる発表会で誰でも聞くことができます。
ちなみに、収穫したお米は主にトキ野生復帰プロジェクトで佐渡に来る新潟大学の学生たちのごはんになるそうです。

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[ 掲載日:2007年10月01日 | カテゴリ:会館のこと ]