『ポプラ・ノンフィクション58 トキが生きていた! 国際保護鳥トキ再発見の物語』
トキに関連した本を読んでみました。

単行本『 ポプラ・ノンフィクション58 トキが生きていた! 国際保護鳥トキ再発見の物語』
著者 劉蔭増/訳者 桂千恵子
発行年月 1992年5月
出版社 株式会社ポプラ社
定価 980円(税込)
1981年日本産トキが佐渡で全鳥捕獲された年、中国では絶滅したと思われていたトキが20年ぶりに発見されました。
トキの生息を追った中国科学院動物研究所の調査隊の一員であった劉蔭増(りゅうんぞう)さんが、
トキの命を救うために立ち上がった調査のようすを子どもたちのために書いたのがこの本です。
調査隊が手がかりを求めてかつてのトキの生息地を訪ねると、どの地域でもトキがいなくなった変化のほかに、家族も村も以前と変わり、
どこか悲しげな雰囲気がただよっていました。野外調査を続ける調査隊の地道で粘り強いの旅は3年あまりを経て移動距離は5万キロを越え、
ついに野生のトキを発見します。調査隊が初めて発見したトキの巣には3羽のヒナがいました。
巣立ちの時期を迎えても1羽とり残されたヒナを調査員が保護し北京動物園で飼育しました。やがてそのヒナは日本のトキ「キン」
の花むことして日中共同の架け橋となり佐渡島に1985年に渡りました。
本の後半はトキの生活を紹介しています。トキの婚礼衣装や、トキの夫婦の近所づきあい、
ほかにも口ばし使わないでトキのヒナが卵を割って出るしくみなど。
この本ではトキの説明をするのに他の動物や植物とのかかわりが紹介されます。それは野生動物を保護する研究者の仕事を表す一方で、
トキも人も、個々の種の命は自然全体のつながりの中で生かされていることを教えてくれます。
※『ポプラ・ノンフィクション58 トキが生きていた! 国際保護鳥トキ再発見の物語』は佐渡市立図書館にもあります。
[ 掲載日:2008年01月08日 | カテゴリ:トキのこと ]
