佐渡弁講座その参 解答編
交流会館主任です。2008年4月のブログに掲載した「佐渡弁講座その参」の解答です。皆さん何問できましたか?解答には、
用法や全文佐渡弁の例文をつけてみました。
(「佐渡弁講座その参」の問題はこちらhttp://toki-sado.jp/blog/2008/04/post_484.html)
■佐渡弁講座その参 解答
(1)ぼきとう または ぼきんとう⇒木の棒、棒切れ。
「いたずらしとったら、隣のおっさんがぼきんとう持って追いかけて来た。あ~おそんげぇかった」
訳:いたずらしていたら隣のおじさんが、棒切れを持って追いかけて来た。あ~怖かった。
(2)まこま⇒おやつ、間食。
ちなみに、まこまという言葉は家人向けにつかい、雇人(手伝ってくれた人)に出すおやつは「こびり」と言う。
「(10時頃になって)だんだんまこまにせんかや」
訳:そろそろおやつの時間にしましょうよ。
(3)おうのけ⇒仰向け。
「うちんあんちゃんは、はやってよわってすんでおおのけんなって寝てすんだ」
訳:うちの息子は、調子に乗って疲れてしまって、仰向けになって寝てしまった。
(4)手っしょ⇒小皿。手塩皿。
小生から笑い話をひとつ。春の鬼太鼓稽古が終わり小宴会をしました。そこでつまみを取るのんで20代前半の若手に「すまん、
てっしょ取ってくれぇ」と言いましたら、「はい、今持っていきます」と辺りを探しとりました。
小生は手を伸ばしたまま隣のもんとしゃべっておりましたが、ほどなく「はい、どうぞ」と小生の手にティッシュが届きました。「おー、
ありがとうこれでつまみを…。ってこりゃティッシュや」と言うと、「えっ!?今ティッシュ取れと言いませんでしたか?」「・・・。」
周りは笑いの渦でした。やはり若いあんちゃんらちにはつこわれん言葉なのか…。
(5)かしがる⇒かたむく。
「その柱はちっとかしがっとるぞ」
(6)めめぞ⇒ミミズ。
昔はカゼをひいたときに、大きいミミズを集めてビニール袋に入れ、背中につけて寝ると熱さましになると言われ、小生も背負わされました。
カラカラになったミミズを見た記憶があります。
(7)まがりと⇒曲がり角。
「そこのまがりとんとこで待ちあわんか」
(8)へこじゃま ⇒ 邪魔になること。邪魔になる物。
「人ん通るよんとこに、そのんへこじゃまんもん置くな」
訳:人の通るようなところに、そのような邪魔なものを置くな。
(9)にれえ または にでえ ⇒ 二代の子、跡継ぎ、長男。
「この子があんたんとこのにれえんなる子か。どいいとしげえもんらなぁ」
訳:この子があなたの家の跡継ぎになる子か。なんてかわいらしいのでしょうね。
(10)おおやれ⇒安堵、安心。
(仕事を終えたときや受験で受かったときなど)「ああ、これでおおやれしたわ」
(11)べえさらつく⇒べらべらしゃべること。調子に乗ってさわぐ。
「あいつは調子もんださけにすぐにべえさらついてだちかん。」
訳:あいつはお調子者ですぐに調子に乗ってさわぐので、感心しない。
(12)みしい⇒見せよ。
(人が困っているときなど)「どう、ちょっとみしい」
(13)へべれけ⇒泥酔。酔っ払いのこと。
「あのあんちゃん、へべれけになって寝てすんだなぁ」
訳:あの男性は酔っ払って寝てしまった。
(14)かつける⇒かこつける、責任転嫁をする。
「まってあの奴はいやんことは人にかつけて逃げてすんで。だちかんなぁ」
訳:まったくあいつは嫌なことは人に任せて逃げてしまった。けしからん。
(15)いしゃらち⇒お前たち、貴様たち。
「いしゃらちゃきーたげんことゆうて。いっちょめげーな」
訳:お前たちは聞いた風なことを言って。一人前でもないくせに。
以上、例文をつけてみましたが余計にわからなくなった方もいるのでは・・・。
まだまだたくさんの佐渡弁がありますが次号で紹介します。それではまた。
[ 掲載日:2008年06月09日 | カテゴリ:佐渡のこと ]
