順化ケージで人とトキの共生訓練

(会館ロビーのモニター)
トキ交流会館と佐渡市役所では、野生復帰ステーション順化ケージ内のライブ映像を放映しています。
夏になって、映像にうつる風景も変わってきました。草が青々と茂っています。毎日見ていてもトキの動きに大きな変化はありませんが、
トキがエサを探索し、木の上で羽づくろいするようすを見ていると心がなごみます。
ある日のこと、画面に人の姿がありました。環境省佐渡自然保護官事務所の岩浅さんと、中島さんが順化ケージ内にいます。
トキ以外の姿を見るのは新鮮で、ちょっとびっくりしました。
野生復帰ステーションではトキの繁殖期が終わった7月から、野生復帰にむけての訓練を本格的に再開しています。
岩浅さんと中島さんが順化ケージに入っていたのは「人との共生訓練」のためでした。トキにある程度人の存在に馴れてもらうことと、
人が近くにいる状況でトキがどのような行動をするのかあらかじめ観察しておくのが目的だそうです。
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(ふせて双眼鏡をのぞく中島さんと、トキのようすを記録している岩浅さん)
これまで行った同様の訓練では、トキは人を確認すると飛び立って旋回し、順化ケージ奥のとまり木に避難していました。この日、 岩浅さんと中島さんはトキがねぐら入りする日没まで順化ケージ内にいました。日没となって、いつものねぐら入りの時間をやや過ぎたころ、 トキたちはしばらく鳴いてから、それぞれがねぐらとしている木々へ移動しました。観察者の岩浅さん、 中島さんから30メートルの距離の木にも止まったそうです。
ちょっとは人に慣れてきたのでしょうか。今後も訓練は続きます。9月25日の放鳥まで、約2カ月。トキたちも、 野生復帰ステーションのスタッフのみなさんもがんばってください。
[ 掲載日:2008年07月15日 | カテゴリ:トキのこと ]
