TOP >> 活動報告 >> カーボン・オフセットでトキのくらす森づくり ▼戻る▲進む

カーボン・オフセットでトキのくらす森づくり

2008年9月3日(水)、新潟県と佐渡市の主催で、「カーボン・オフセットモデル事業現地説明会」が行われ、佐渡島内から10社、 県内外から18社の企業と事業所が会場のトキ交流会館に集まりました。

説明会

カーボン・オフセットとは、「地球温暖化」の原因となるCO2を、出した分だけ埋め合わせ(=オフセット)しようという取り組みです。
新潟県では、2008年度に新潟県版カーボン・オフセットモデル事業を立ち上げ、6月の募集で9つの企業・団体が登録をしました。 登録した企業・団体が、それぞれCO2を排出した商品や活動について、カーボン・オフセット料金を支払います。 その資金は佐渡島にあるトキの訓練施設「野生復帰ステーション」の周辺の森林整備に投資されます。森林整備によって、 CO2吸収などの森林の機能が増し、同時に、トキが営巣やねぐらに使う環境づくりの助けになります。これまでオフセット料金の投資先は、 発展途上国など海外での事業に用いられることが多く、今回のように国内地域に還元されるのは先進的な取り組みなのだとか。

現地視察
(森林組合による間伐の実演)

研修会では最初に、事業の説明や森林整備とCO2吸収の考え方などが解説されました。スーパーマーケットの(株) パワーズフジミからは、取り組みの報告がありました。同社の佐渡店舗では、レジ袋の製造と廃棄にともなうCO2をオフセットします。 レジ袋の有料化によって使用削減を目指し、お客さんがレジ袋を購入した場合は、その料金の一部をオフセット料金として支払います。 総務部管理室長の吉井悦男さんは、「お客様の理解で進められている佐渡市の“ノー・レジ袋運動”で回収した有料レジ袋料金を、 佐渡地域に還元したいと思っていました。佐渡の大空に再びトキが舞うことは私や従業員一同の夢でもあります。これからは、 取り組みについてお客様に理解を深めてもらうことに努めたい」と意気込みを話しました。
その後、現地視察が行われ、トキ生息地として現在整備が進められているトキ野生復帰ステーション周辺の森林の状況を見ました。 意見交換会では、「森林整備がCO2抑制にどれほど効果があるのか」や「お客様への情報開示の方法」などの質問が挙がりました。
研修会に参加したひとりは、「温暖化に対する持続可能な森林の整備や、トキとの共生など、役者がそろっている感じ。 取り組みにぜひ期待したい」と話していました。

ビオトープと森林の整備地
(ビオトープ整備地の視察)

県版カーボン・オフセットの詳細は、新潟県ホームページをご覧ください。
『県版カーボン・オフセットのモデル事業を佐渡市で開始します』

[ 掲載日:2008年09月10日 | カテゴリ:活動報告 ]