子どもたちがトキ学習でトキのエサ場づくり
トキ交流会館では、トキを通じた環境学習として「トキ学習」を行っています。
利用者は、島内の小中学校、高等学校のほか、島外の子どもたち、旅行者など、毎年多くの人たちが体験しています。
2009年6月には、新潟県燕市立燕東小学校の児童が、佐渡自然教室の体験でトキ学習をしました。
今回の講師は、トキの野生復帰連絡協議会・会長で生椿地区農家の高野毅さんです。
高野さんが「トキの卵の大きさが分かる人!」と質問すると、子どもたちは元気よく手を上げました。
燕東小学校の子どもたちは事前学習をしていて、ヒナの大きさもトキの体長もしっかり答えることができ、すでにみんながトキ博士のようでした。

(トキが羽を広げたときの大きさと比べっこ)
お話しのあとは、トキのエサ場となるビオトープづくりをしました。
トキのエサ場となるビオトープとは、トキがエサとするようないろいろな生きものが暮らす湿地環境です。2008年に放鳥したトキが、
交流会館のトキ学習でつくられたビオトープでエサをとっていたという観察記録もあるので、作業にも気合が入ります。
ビオトープづくりは、交流会館がある新穂潟上地区の「潟上水辺の会」の方々が一緒に行い、手順を教えてくれます。 子どもたちは汚れてもいい服に着替えて、交流会館近くの休耕田に出かけました。
はじめ、休耕田には水がありませんでした。潟上水辺の会のメンバーが川から水を引くと、児童たちと先生が一緒になって溝をつくり、 上方のビオトープから順に水が入るようになりました。土の高低を直す子がいたり、土をやわらかくする子がいたり、 みんな作業をするうちにビオトープづくりのコツや、生きものにとって大事なことをつかみ始めたようでした。
作業の途中、長靴に水が入った子がいました。その子が長靴を脱いで裸足でビオトープに入ると、周りの子が「いいなー」と言い、
次々と裸足になる子が現れました。裸足でビオトープに入った感想は「気持ちいいよー」「歩きやすいよ」とのこと。 高野さんは
「裸足になった人は、土の感触や、水の温度などをよく感じ取って」と呼びかけていました。
作業は午前中の約1時間半をかけてゆったりと行われました。子どもたちは、おなかぺこぺこになって会館に戻りました。

[ 掲載日:2009年06月19日 | カテゴリ:活動報告 ]
