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東京工科大学生がトキの島でボランティア活動

どんぐりの森作業 伐採した木を運ぶ
(上横山地区 どんぐりの森づくり)

2009年の9月1日から、東京八王子市にある東京工科大学の学生が佐渡へ来島し、トキ野生復帰の支援をしました。同大学には、 1週間のボランティア活動をすると、1単位の履修が認められる校外社会奉仕制度があります。この単位取得制度を利用した佐渡での活動は、 今年で3年目です。今年は2週間で95人の学生が参加しました。
学生たちはトキ交流会館を拠点に、上横山地区、羽茂大崎地区、新穂潟上地区でトキがすめる自然環境づくりや、地元学、 地元の人たちとの交流会、交流会館の整備をしました。学生たちは、普段、屋外で体を動かす機会は少ないそうですが、佐渡の地元の方に 「馬力がある」と感心されました。

上横山ビオトープ お茶粥
(上横山地区ビオトープづくりと、上横山地区のお茶がゆ。手作りの梅干と漬物)

作業した地区は、いずれも放鳥したトキが定着していた地域です。上横山地区では、地域の人が間引きした木を使い、 学生たちが林の中にオブジェを完成させました。羽茂大崎地区では、30年放棄されていた田んぼを、トキのエサ場となる水辺に変えました。 背丈以上もあるススキを除き、根を掘り出し、水路(江)を作る作業は、なかなかの重労働です。 潟上地区では草刈機を使っての作業などに挑戦しました。

株を引き起こす ビオトープ完成
(力と根気がいる株の掘り起こし。 きれいに仕上がった羽茂大崎地区の棚田ビオトープ)

上横山地区と羽茂地区では、「地元学」も行いました。地元学は、地元の人と外部の人が一緒に地域を歩いて、地域にあるものを調べ、 地域のことをみつめなおし、新しく学び、再発見します。学生たちは、農機具や、野菜、風景などの写真を撮り、地域の人にインタビューをして、 見聞きしたことをまとめました。最後に全員で情報を共有し、地域にどんな宝物(資源)があって、どんな地域なのかを、 地元の人たちと一緒に語りあいました。
作業では、お昼や夕食に、地元のお母さんたち手作りのごはんをいただくこともありました。学生たちは野外で活動した後のぺこぺこのお腹で、 佐渡の地場産の食材を使った料理に舌鼓を打っていました。

香りのする植物 いわれを聞く
(いい香りのする植物。  「犬落」地区のいわれを聞く)

学生は「ドジョウやミミズなどの生きものが、土や水辺にいっぱいいて感激しました。素手で泥にさわって気持ちがよかったです」 「普段できない体験をして新鮮でした」などと話しました。地域の人は「私が幼いころやっていたような自然体験を、 みなさんと再び体験できてよかった」、「私自身が知らなかった地域の魅力を、若い人の新しい目線で持って気づかせてくれた。 地域に学生のボランティアを受け入れたのは初めてのことでしたが、受け入れてよかった」「もともと地元が好きでしたが、 学生が楽しんでいるようすを見て、地域にさらに自信が持てた」と話していました。学生と地元の人がお互いに感謝して、数日間の日程が終了し、 学生たちは生き生きとした姿で東京へ帰って行きました。

水路に生きものいっぱい みんなで地域資源カードを見る
(水路にドジョウやタイコウチなど生きものをいっぱい発見! 地域資源カードをみんなで見る)

手作りごはん 地元学で訪れたお家のお父さんとお母さん
(学生手作りのごはん。 地元学でおじゃましたお宅のお父さんとお母さん)

[ 掲載日:2009年09月18日 | カテゴリ:活動報告 ]