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おんでこ 浜河内編

こんにちは。交流会館スタッフの曽我です。
今日は、松ヶ崎地区・浜河内集落の祭りを紹介します。
 
浜河内集落の祭りは、毎年4月3日に開催されます。
私一押しの見どころは、「のぼり」と、「鬼太鼓」と、「大獅子」です。

祭り前日に30人がかりで立てるという神社入口の幟(のぼり)は、20メートルはあろうかという高さ!たぶん、 島内一の高さと思われます。

鬼太鼓は、無病息災と五穀豊穣を祈って、集落の一軒一軒をまわります。 浜河内の鬼太鼓は、 鬼2匹、笛・太鼓が数人、 それとローソという「祭りの指導者」が1人います。この鬼太鼓は、 前回のブログで紹介した4つの型に分類すると「前浜型」だそうで、 前浜型の鬼太鼓では島内で一番最初に踊られます。

浜河内集落では、鬼太鼓を踊ることを、「鬼を打つ」と言います。なんでも、鬼が地面に下りた衝撃で厄を祓う(はらう)そうです。 2匹の鬼は、笛と太鼓の音に合わせてピョンピョンと飛び跳ねます。太鼓は交代で打ち、手が空いている人は 「たいしょう~たいしょうたいしょう」と掛け声をかけます。
ローソは、御花(ご祝儀)を頂いた家々で、口上を述べます。ちなみに、ローソとは、道祖神(どうそしん)がなまった言い方なのだとか。 口上は決まった台詞もありますがほとんどアドリブ。佐渡弁のきいた口上で周囲の笑いを誘います。

鬼とローソ
(赤鬼と青鬼 真ん中の黄色の衣装を着けているのがローソ)

鬼太鼓は、最終的に神社について3時間くらい鬼太鼓を披露します。どの地区でもそうですが、鬼太鼓はお祭りの1ケ月くらい前から、 神社や集落センター、神主さんのお家の納屋などで毎晩練習を行います。地元の人はもちろん、他の地区の人、鼓童の方達や新潟大学の方など、 毎年この鬼太鼓を楽しみにたくさんの見物人が訪れます。

祭りのクライマックスは大獅子です。浜河内集落の大獅子は、頭に1人、尻尾に1人、胴体部分に5人が入ってます。
その大獅子が、神社に3回入ることで祭りが終わります。境内に続く20段くらいの石段を上るのですが、これがなかなか登っていけません。 獅子の頭の方は石段を上がろうとするし、尻尾の方は祭を終わらせたくなくて、後ろに引っ張るからです。
地元の年長者が木遣(きやり)を唄い、大獅子はそれに合わせて階段を登ろうとします。木遣は1人づつ唄いますが、俺が俺がという感じで、 次々に代わります。同じ歌詞で同じリズムなのに、抑揚の付け方や歌詞の言い回し等に微妙に個性があってすごく味があり、 聞いている私はワクワクしました。
大獅子が何度も何度もひっぱりあいを繰り返すようすは、見ている側にもすごい気迫が伝わってきます。私も手や体に力が入り、 大獅子がやっと石段をあがった時にはとても感動しました。
お祭りは深夜まで続き、神社の提灯の灯りと太鼓の音・人々の声が響く境内は、とても厳粛な雰囲気に包まれます。
幟 大獅子
(写真左:神社の幟(のぼり) 写真右:大獅子)

[ 掲載日:2010年04月13日 | カテゴリ:佐渡のこと ]