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■ 順化訓練のトキ10羽追加

平成20年2月12日(火)野生復帰にむけて訓練するトキ5羽に、新たに10羽のトキが加わりました。

10羽は野生復帰の訓練に向けて2007年12月に佐渡トキ保護センターから野生復帰ステーションに移送されたトキです。 野生復帰ステーションの環境になれるため、これまで順化ケージより小さい繁殖ケージで過ごしていました。 10羽はすでにエサのドジョウを探して捕らえることが上手になっているそうです。

飼育員は繁殖ケージで10羽を捕らえると体調を確認し、それぞれを見分けるため足環と羽の一部に色をつけて順化ケージへ移送しました。
ケージでは、すでに訓練中の5羽がケージ内を飛んでいました。飼育員がトキを開放するとトキは元気に飛び立ち、 大きな順化ケージの中を何羽ものトキが円を描いて飛行しました。しばらくすると、先に訓練している5羽はいつものとまり木にとまり、 新たな10羽のうち何羽かは自分でとまり木を探してケージ内の植栽木にとまりました。放心状態になって、 地面でぼんやりとしているトキもいました。

10羽順化ケージへ1

たくさんのトキを放つ今回のトキ追加の作業はいつもに増して緊張するものでした。10羽を放したあと、 モニターで1羽1羽のようすを確認するごとにセンターの職員や関係者から安堵の声があがりました。

佐渡トキ保護センターの金子獣医師は今回のトキ追加の作業を終えて、「事故がなくてよかったです。 すでに順化ケージで訓練中の5羽がケージ内を飛んでいました。それがパニックの旋回ではなく、偵察するときの旋回だったので(今だ!) と思ってトキを放しました。新たなトキは5羽の後をくっついて飛んでいき、5羽が先生役を果たしました」と話しました。
順化ケージでの今後の訓練について、環境省佐渡自然保護官事務所の岩浅自然保護官は、 「5羽が新たな10羽のトキにいい影響を与えてほしいです。今後は音や模型などを使って天敵回避の訓練も行っていきます。 試験放鳥までにしっかりと順化訓練をしたいです」と話しました。

今回移送された10羽を加えて、野生復帰ステーション順化ケージで訓練中のトキは15羽になりました。オス7羽、メス8羽で、 2005~2007年生まれのトキたちです。
このなかから10羽前後のトキが選ばれ、2008年の秋に佐渡の自然下に放鳥される予定です。

[ 掲載日 2008年02月15日 | トキのニュース ▼ひとつ前へ戻る ▲ひとつ次へ進む ]