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■ 2008年1月までのトキ訓練状況(まとめ)

野生復帰ステーションのトキの訓練状況について、2008年3月10日(月) に行われた第5回トキ野生復帰専門家会合で報告がありました。

■順化ケージの15羽
2008年3月10日現在、順化ケージには昨年7月に入った5羽と2008年2月に入った10羽がいます。最初の5羽は8カ月、 後の10羽が1カ月ほどになります。

飛ぶこと
先のトキ5羽は最初のころ2、3分だった飛翔時間が5分ほどに伸びました。ケージを旋回する安定した飛び方で、 息を切らすようすも見られません。
後の10羽は、まだ直線的な飛び方ですが、先の5羽と一緒に上手に飛んでいます。この10羽はまだ、 人の姿に敏感に反応してすぐに飛び立ちます。

水路の探索
(水路でエサを探索 画像:環境省提供)

冬の採餌と行動
冬、順化ケージ内の池には5cmの氷が張ることもありました。トキは、氷が張っていない場所や、流れのある水路でエサを採っていました。
冬はバッタなど陸上のエサ生物がほとんどいないため、ドジョウ中心になります。

野生復帰ステーションでは直接人からトキにエサを与えず、ドジョウなどをパイプを通してケージ内の池に送っています。 トキは場所を学習してエサを採っています。
トキは冬になると、夏に比べて休んでいる時間が長くなります。

積雪の中を歩く
(ときどき地面をつつきながら、積雪の中を歩きます。 画像:環境省提供)

強風時のトキ
(強風時も、しっかりと木にとまっていました。 画像:環境省提供)

順化ケージ内でペアができました
順化ケージに先に入った5羽のうち、2006年生まれのトキ(No.131とNo.133)がペアになりました。 今後順化ケージでの繁殖活動のようすや、他のトキたちとの関係などを観察していきます。

人との共生訓練
これまで行った農作業や観察では適度な距離を保っていればトキがパニックになることはありませんでした。
人がトキに近づきすぎるとトキは警戒して飛び立ちます。

天敵回避の訓練
順化ケージ周辺にはトビ、カラス、 イタチなどの天敵が出現しました。トキは警戒しますが、危険でないと判断すると通常の行動に戻ります。今後の訓練では、 ヒナや卵が天敵に襲われる可能性の高い繁殖期に、猛禽類やカラスの鳴き声などの音声や模型を用いて天敵を認識させます。

■繁殖ケージ4ペア
野生復帰ステーションの繁殖ケージにも、2008年2月に4ペア移送され、より自然に近い環境で繁殖活動を行っています。 4ペアはすでに落ち着いています。

[ 掲載日 2008年03月18日 | トキのニュース ▼ひとつ前へ戻る ▲ひとつ次へ進む ]