■ 2009年トキ繁殖結果
2009年のトキの繁殖結果が環境省、新潟県から発表されました。
■人工繁殖を積極的に行いました
2008年よりトキ放鳥がはじまったことから、飼育下のトキが減少しないように、今年は人工繁殖が増やされています。
「佐渡トキ保護センター」「野生復帰ステーション繁殖ケージ」「多摩動物公園」の3施設で、
昨年より2組多い18つがいの繁殖が行われました。人工ふ化のヒナを親に戻して、親が子育てするような取り組みもしています。

(写真提供:佐渡トキ保護センター)
【産卵状況】3月18日 最初の産卵
今年は18組中、17組が産卵しました。3月18日、2009年最初のトキの産卵が、野生復帰ステーションの繁殖ケージで確認されました。
順化ケージでは、巣作りが確認されましたが、産卵はありませんでした。
今年の最終産卵は6月1日でした。
初産卵から最終産卵までの76日間で、合計113個の卵が産まれました。このうち、有精卵は61個、無精卵は38個、
産卵直後に破卵した卵は14個。有精卵61個のうち、46個がふ化し、15個はふ化しませんでした。ふ化しなかった卵は、抱卵中に割れたり、
親がふ化直前にヒナを引っ張り出したもの、ふ卵器の中で発育が止まったものなどです。
【ふ化状況】4月17日 今年最初のヒナの誕生を確認
4月17日、野生復帰ステーションで、今年最初のトキのヒナが自然ふ化で生まれました。(ヒナふ化の写真)http://toki-sado.jp/fanclub/0300/2009_3.html
今年最後のふ化は6月29日でした。
46羽のヒナのうち、人工ふ化は36羽、自然ふ化は10羽です。18組のペアのうち、4組が自然繁殖に成功しました。
4年連続で成功したペアもいます。
自然育すうは、上記4ペアをふくめ、13ペアが成功しました。
人工ふ化させたヒナを、親や、他のつがいに戻した結果、すべてのペアが育すうに成功しています。
【育すう状況】43羽が成長中
7月28日現在、46羽のヒナのうち、3羽のヒナが死亡し、43羽が成長し、41羽が巣立ちしています。
死亡原因は、自然育すう中の巣からの落下、虚弱体質、巣に戻した人工ふ化ヒナの巣からの落下でした。

(写真提供:佐渡トキ保護センター)
■国内で飼育するトキの羽数(2009年7月28日現在)
今年生まれのヒナ43羽を加えて、日本におけるトキの飼育羽数は153羽となりました(野生復帰数を除き、中国へ返還するトキ10羽を含む)
飼育場所とトキの数
・佐渡トキ保護センター 105羽(うちヒナ27)
・野生復帰ステーション繁殖ケージ 16羽(うちヒナ6)
・野生復帰ステーション順化ケージ 18羽
・多摩動物公園 14羽(うちヒナ10)
