■ トキ試験放鳥は、平成20年秋野生復帰ステーション周辺にて
平成20年3月10日(月)第5回トキ野生復帰専門家会合が開かれました。
トキ野生復帰専門家会合は、山階鳥類研究所所長の山岸哲さんを座長とし、専門家によりトキ野生復帰の方法などを検討しています。
今回の会合で、今年(平成20年)秋に、訓練をしている野生復帰ステーション周辺から試験放鳥されることが確認されました。
■今後3年間のトキ放鳥計画
環境省では、平成27年までに60羽のトキが佐渡の自然下に定着することを目標にしています。平成23年までの前半3年間を
「初期の放鳥段階」と位置づけて佐渡の地域社会とトキとの関係づくりや、トキを調査・生息させる技術の確立を目指します。
なかでも最初の放鳥を「試験的放鳥」と位置づけています。今年の秋、
現在訓練を受けているトキの中から10羽前後が選ばれることになっています。放鳥の具体的な場所は、生息環境調査の結果や、
住民の意見を踏まえて今後選定されます。
その後は、放鳥したトキの状態を確認しながら、小佐渡東部で、生息環境整備の取り組みなどが比較的進み、
トキの安全確保が見込まれる場所などを検討することになっています。
■放鳥後のトキ調査体制は住民の協力が必要
佐渡の野生下でトキを安定的に定着させるためには、放鳥したトキについてモニタリングが必要です。
試験放鳥するトキには小さな発信機をつけて追跡を行います。また、足に色輪がつけられていますので、目視して個体確認もできます。
モニタリングは、専門家によるチームが行うほか、現在、佐渡で環境省が行っている「トキ・モニター養成講座」を受講した「専門ボランティア」
、また、佐渡の地域住民の観察情報も含めて行われます。
地域住民によるトキ情報の報告は、電話、郵送、インターネットなど、いろいろな方法での受付を検討中です。
トキ生息の情報公開はホームページで開示する予定もあります。
