■ 放鳥トキのモニタリング(追跡調査)
今回の放鳥は「試験放鳥」です。今後の環境整備や放鳥計画などを考える上で必要な調査をするために「モニタリング」(追跡調査) を行っています。
モニタリングは、環境省によって専門チームが組まれています。専門チームによる確認作業や機器(GPS)を使った調査のほか、
放鳥までに環境省による研修を受けたトキモニターボランティアによる確認作業、さらに住民の目撃情報などによって行われています。
○地上からの調査
目視調査です。そのため、試験放鳥のトキには個体別の足輪や羽へのカラーマーキング(アニマルカラー)がつけられています。
カラーマーキングは半年程度識別可能とのことです。
「専門チーム」は、
研究者や専門家で組織されています。トキの自由な行動をおびやかさないよう配慮しながら、毎日、トキがねぐらに帰るまでトキを追跡し、
詳細を観察します。
「トキモニターボランティア」は、
2008年度に環境省が実施したトキモニター講座と訓練を受けた市民の方々です。専門チームの調査を助けます。
「地域住民の目撃情報」
も貴重なデータです。日常の生活の中でトキを見つけたら、トキ交流会館に情報を伝えていただき、専門チームが役立てています。
○機器によるモニタリング
放鳥された10羽トキのうち、6羽には小型の発信器がつけられ、衛星利用測位システム(GPS)で行動を追跡できるようになっています。
電源は、電池と太陽光発電の2タイプあり、重さは約40~50gで、トキに負担がかからないようにしてあります。記録データは、
4つの発信機は3日に1度、2つの発信機は10日に1度、専門家チームに送られます。これによって、
トキの行動を後から把握することができます。ただし、山の陰などトキの居場所や天候によっては記録ができなかったり、
データを受信できないこともあります。
モニタリングのようす
専門チームはトキが活動を始める早朝から、トキがねぐらに帰る日没近くまで調査します。専門チームとトキモニターボランティアは、毎日夕方、
トキ交流会館で情報を集約し、「放鳥トキ情報」として発表しています。
トキ交流会館はトキモニタリングの拠点として、地域住民からのトキ目撃情報や、トキに関するお問い合わせを受付けています。
トキ情報の連絡方法はこちらです。
放鳥トキ情報は、佐渡トキファンクラブホームページ、野生復帰ステーションホームページの放鳥トキ情報でみることができます。

