■ トキ科のヘラサギが佐渡に飛んできた!
ヘラサギが佐渡に飛来して、冬を越しています。
トキの野生復帰を前に幸先がよいと、佐渡市民の話題を呼んでいます。
それというのもヘラサギはトキ科の鳥だからです。
体形はトキによく似ていますが、くちばしの形が違っています。トキのくちばしが下方に湾曲しているのに対して、
ヘラサギのくちばしはまっすぐで先が広がった平らな形をしています。英名はSpoonbill。そのものずばり「しゃもじ」
のようなくちばしをもった鳥です。広い湿地の水辺にすんでいて、平たいくちばしを水中に入れて首を左右に振りながら足早に歩き、
小魚や貝類などの水生小動物を捕食します。
ヘラサギは、ユーラシア大陸に広く分布しているトキ科の鳥で、冬鳥として日本列島でもときどき見ることができます。
佐渡で最初に見つかったのが、2006年4月29日。夏羽の成鳥1羽が加茂湖に流れ込む貝喰川河口で見つかりました。その後、
この個体は国仲平野に移動して、5月3日まで確認されました。次に観察されたのが、2006年11月26日、
同じ加茂湖で幼鳥1羽が発見されました。この幼鳥も、その後国仲平野に移動して、今も滞在しています。さらに、2007年1月1日には、
また同じ加茂湖貝喰川河口で冬羽の成鳥1羽が見つかり、現在もこの周辺で過ごしています。
一度に2羽のヘラサギが越冬するのは、全国的に見てもめずらしいことです。
写真提供 日本野鳥の会佐渡支部 近藤健一郎


