■ 野生復帰ステーションにトキの近縁種を放鳥
2007年5月8日、野生復帰ステーションの順化ケージにトキの近縁種が放鳥されました。
放鳥されたのはムギワラトキが3羽とハダダトキ1羽です。
佐渡トキ保護センターから木箱に入って野生復帰ステーションに到着した4羽は順化ケージにつながる
区切られた広めのケージに入れられました。
(ケージに入った4羽のようす。右1羽がハダダトキ。左3羽がムギワラトキ。)
今回、トキの近縁種を野生復帰ステーションに入れる目的は、トキを野生復帰ステーションに迎え入れるための準備と、
飼育員や職員の訓練です。
新しくできた野生復帰ステーションで、どのようにトキの行動を観察したり、トキの野生復帰訓練を行うのか、
まずは、近縁種で試してみます。
適応状況をみて、5月25日に順化ケージへの仕切りがはずされました。
現在4羽は広い順化ケージ内で元気に餌をついばんでいます。
ちなみに、「ムギワラトキ」はオーストラリア周辺に生息するトキで、胸のあたりの羽がムギワラに似ているのが名前の由来です。
「ハダダトキ」はアフリカに生息するトキで、名前の由来は鳴き声が「ハーダーダー」と聞こえることから。
2種は両方黒っぽいですがムギワラトキは白黒、ハダダトキは黒っぽくてやや大きめです。
トキ近縁種が広い順化ケージに放たれる前に、順化ケージ内の田んぼ3枚に田植えが行われました。田植えは、
トキの野生復帰連絡協議会会長の高野毅さんたちが行いました。
順化ケージの中には昔利用されていた棚田が再現されています。
野生復帰ステーションでは順化ケージのほかに繁殖ケージがあります。巣づくりを自分たちでできるように止まり木があったり、
飼育員がケージに入らなくてもエサとなるどじょうをケージに送るしくみになっていたりと、
より自然に近い状態でトキを訓練するために配慮されています。


ムギワラトキとハダダトキ の4羽はトキがくるまでの間、順化ケージで飼育されます。
野生復帰ステーションの一般公開は終了していますが、施設の上にある観察棟からはモニターを通して4羽の様子を見ることができます。
観察棟のご利用は
平日9:00~16:00 土・日・祝日9:00~15:00 です。
