■ 中国から供与のトキ・ホワヤン(華陽)、イーシュイ(溢水)佐渡へ到着
2007年11月19日(月)午前、中国から贈られたトキ2羽が佐渡に到着しました。
それぞれ木箱に入れられた2羽が野生復帰ステーションに到着すると、
検疫のため飼育員が管理棟にほどちかい収容ケージにトキを抱きかかえて解放しました。
2羽はたいへん落ち着いていて、ケージへ放たれると地面をつついてエサを探したり、
15分もするとケージ内に用意してあったドジョウを食べました。
2羽のトキの名前はオスがホワヤン(華陽)、メスがイーシュイ(溢水)です。
どちらも4歳で繁殖経験もあります。2羽は日本で飼育されているトキと遺伝的に遠く、健康なトキとして選ばれました。
これから検疫の結果がでるまで10日間ほど収容ケージで過ごした後、
2羽は野生復帰ステーションから4キロほど離れた佐渡トキ保護センターに移されます。
今回の中国からのトキ供与は、今年4月に行われた日中首脳会談で中国の温家宝首相がトキ2羽を日本へ贈るとの表明が実現したものです。
現在佐渡で飼育されるトキは中国から贈られた洋洋(ヤンヤン)、友友(ヨウヨウ)、美美(メイメイ)の子孫です。
新たにホワヤンとイーシュイが加わったことによって過度な近親交配を避けられることが期待されています。来年、
2羽はそれぞれ日本で生まれたトキとペアになって人工繁殖をおこなう予定です。
同日の午後、2羽のトキの引渡し式がトキ交流会館で行われました。
今回のトキ移送に同行した中国代表団7名は新穂地区2つの小学校の児童たちが日中両国の旗をふる歓迎で迎えられました。
式では代表団団長の中国国家林業局野生生物保護司 副司長の王偉(ワンウェイ)さんや、日本側から環境省のあいさつがあり、
今回のトキ供与について取り決めを記した文書への署名と握手がされました。その後、
新潟県と佐渡市から中国代表団に歓迎と感謝の言葉が述べられました。
翌日20日(火)に中国へ返還される13羽が中国に向けて出発しました。
日中間の取り決めで2000年に日本に贈られた美美について、
奇数番目の子は中国に返すことになっていましたが日本や中国で鳥インフルエンザが発生するなどして2004年以降返還が中断していたものです。
新しい2羽を迎え、13羽が中国にかえり、これで佐渡で飼育されているトキは95羽となりました。


