TOP >> トキのニュース >> トキ4羽多摩動物公園で分散飼育 ▼戻る▲進む

■ トキ4羽多摩動物公園で分散飼育

第3回トキ飼育繁殖専門家会合のようす

2007年11月12日(月)に第3回トキ飼育繁殖専門家会合が、翌日13日(火) にトキ増殖技術現地検討会がトキ交流会館にてひらかれました。

この2つの会合はトキの種を絶やさないよう、トキの飼育繁殖について具体的な計画をつくるためのものです。
両会合とも茨城県自然博物館館長の菅谷博さんが座長です。
今回の会合の結果、 鳥インフルエンザなど感染症の危険を避けるための緊急措置として東京都にある多摩動物公園へ佐渡トキ保護センターのトキ4羽が移送されることが決定しました。

今年12月初旬に2組の繁殖ペアが多摩動物園に移送されます。感染症回避が目的なので一般公開はされません。 生まれたヒナは佐渡トキ保護センターに返されます。

多摩動物公園が選ばれた理由は、
・多摩動物公園を運営する(財)東京動物園協会が長年にわたって佐渡のトキ保護増殖の技術支援をしてきた実績がある。
・多摩動物公園には、同協会のなかで野生生物保全の中心的役割を果たす「野生生物保全センター」が設立され、 トキ類担当に位置づけられている。
・園内にトキ飼育繁殖に適した施設がすでにある。
ことです。

多摩動物公園は感染症の回避のほかに、トキの生理学的な情報を集める役割も果たします。今回は緊急措置としての移送ですが、 今後は中長期的な分散飼育の場所としても検討されています。

感染症による絶滅を避け、トキが将来もずっと安定的に繁殖していくためには長期的なトキの分散飼育地が必要です。 来年春に開催される会合では、長期分散飼育の候補地が提案され、技術力や体制といった点から検討される予定です。
今後の分散飼育については「トキ保護増殖に携わってきた佐渡の人たちの理解が必要」と環境省や佐渡市、新潟県、 専門家やオブザーバーなど様々な関係者から意見が出されました。

 

[ 掲載日 2007年11月27日 | トキのニュース ▼ひとつ前へ戻る ▲ひとつ次へ進む ]