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■ 報告 2009年・中国陝西省洋県友好親善訪問

アマサギとトキ 巣
(中国・野生下のトキ。アマサギとともにいました。次の写真はトキの巣)

佐渡市はトキが縁で、1998年6月に中国陝西省洋県と旧新穂村との間で友好関係を締結して以来、トキの保護や文化、 教育等の分野で友好的な交流と協力関係を進め、佐渡市が誕生した2004年7月に双方の友好と協力関係をより一層強化するため、 友好交流と協力に関する協議書を締結し、トキの保護や増殖の協力強化、農業生産技術の交流などを推進しています。

 今年、2009年には、7月8日から13日まで高野市長を団長に企画財政部や産業観光部、 佐渡市民の代表者など一行6名が友好親善の目的で中国陝西省洋県などを訪問しました。上海、西安を経由し洋県へ到着、早速、 洋県トキ保護センター職員の案内で、集落の民家の隣接地にある野生トキの営巣地を視察した後、 トキ保護センターの野生に向けた飛翔施設などを見学しました。佐渡市では2008年に中国トキの里親登録をし、金山・銀娘と命名しました。 かわいいヒナとともに元気に餌をついばんでおり、当日、今年の養育費を高野市長からセンター長に手渡しました。その後、 副県長等人民政府の方々から熱烈な歓迎を受け、交流会を開催していただき、放鳥トキの現状や朱鷺と暮らす郷づくり認証制度の取り組み、 四川大地震のお見舞いなどを申し上げました。

 DSC_0034 集合

 次の日は、朝4時30分に宿泊施設を出発し、野生トキの飛立ちを見学しました。あいにく雨でしたが、朝もやの中、 小高い丘の上に生い茂った木々にサギとともに50羽程度のトキが一緒に生息しており、 夜明けとともに森の中からトキの鳴き声が聞こえてきました。まず、サギが飛立ち、次にトキが餌場を目指して飛立ちました。 羽を広げた美しさにしばし我を忘れ、ぼう然としてしまいました。 いつかこのような数のトキが佐渡の大空を舞う光景が見られたらと熱く想いました。
 その後、野生トキのエサ場環境の視察や地元農家へお邪魔し、農業の実態などについて農家の方々から生の意見をお聞きし、 大変有意義な時間を過ごさせていただきました。また、陝西省人民政府の方々からも熱烈な歓迎を受けました。
 慌ただしい今回の中国訪問でしたが、「共にトキの故郷」というご縁から、陝西省洋県との友好交流が始まり、今後益々、 この友好関係が深まり、交流を通じて発展していくことを願った訪問でした。

(佐渡市市民環境部トキ共生・環境課 木下)

洋県トキ保護センター 洋県トキ保護センターのトキ
(洋県トキ保護センターと、飼育されているトキ)

 

[ 掲載日 2009年08月07日 | 読みもの ▼ひとつ前へ戻る ▲ひとつ次へ進む ]