■ 報告 佐渡市・豊岡市生きもの調査交流会
朱鷺と暮らす郷づくり推進協議会・池田一男(生産者)

(コウノトリの郷公園)
佐渡市・豊岡市生きもの調査交流会は、昨年2008年に豊岡市から子どもたち6名が参加したことから始まり、今年で2年目となりました。
トキとコウノトリの野生復帰の将来を担う子どもたちが生きもの調査などを行い、
自然と生きものの命の大切さを持てるように交流会を実施しております。
今年は8月18日朝、佐渡の子ども13人、大人6人、
合計19人の一行が兵庫県豊岡市での生きもの調査と意見交換会を行うために出発しました。2泊3日の日程です。
片道ほぼ1日ずつ必要ですので、実質1日のみの交流会となりました。

(川の生きもの調査)
今回の交流会内容は、ビオトープと川の生きもの調査、昼食会、生きもの調査のまとめ、コウノトリの郷公園やハチゴロウの戸島湿地の見学、
ビオトープでのコウノトリの餌(フナの稚魚)放流を行いました。
生きもの調査には豊岡市から約30名の子どもたちが参加し、大人もうらやましいくらい、楽しく調査しておりました。
特に川の調査では全身ずぶ濡れで一生懸命調査をしておりました。最後には気温も高かく、水もきれいだったためか泳ぎだす子どももおりました。
調査結果は約40種類の生きものが確認されました。絶滅危惧種になっている「アカザ」などや、
佐渡では見られないカエルや魚たちも見つけることができました。
佐渡の子どもたちからは、「川の調査があったので良かった」「気候や地形の違いで生きものが違っていた」などの感想が出ていました。
昼食会でも、奥小野地区のお母さんたちが「コウノトリを育むお米」のおにぎりや、
当地区で取れたての野菜を使用したおかずを朝から作ってくれました。大変おいしくいただきました。

(ビオトープの生きもの調査)
また、最終日には急きょ、中貝豊岡市長と面談ができることになりました。佐渡Kids生きもの調査隊一行が、
豊岡市役所を訪れ市長にお礼の挨拶をしました。市長からは、ご飯と生きもののつながりによる、
ご飯を食べることの大切さと豊岡市と佐渡市共にこれからも一緒にがんばりましょうと激励を頂きました。

(中貝豊岡市長と面談)
現在、豊岡市には放鳥コウノトリが36羽おります。
生きもの調査開始時には調査会場の近くの電柱に1羽のコウノトリが私たちを出迎えておりました。
(もしかするとエサ場を取られるかと心配して見ていたのかも?)また、
毎日の移動時でもエサを探している姿が調整水田や河川敷でも見られました。
佐渡でもトキでこの様な風景が見られる日が来ることを願った研修でした。
最後に当日生きもの調査や昼食会の準備や片付けをしていただいた、奥小野地区および豊岡市関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。

(トキとコウノトリ。生きものを通じた交流会)
