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■ 2010年4月のまとめ 放鳥後初めてトキの産卵が確認されました

2008年に10羽、2009年に20羽のトキが佐渡で放鳥されました。
2010年4月末現在のようすをお知らせします。(写真提供:環境省)

■3月中に確認されたトキ
 佐渡19羽 (オス10、メス9)
 本州2羽 (メス2)
 計21羽

・1カ月以上未確認 5羽
・死亡(1年以上未確認含む) 3羽
・捕獲 1羽(2009年放鳥直後)

■3月中にトキが確認された地域
佐渡/相川、赤泊、小木、佐和田、金井、新穂、真野、羽茂、両津
新潟県/新潟県・糸魚川市、上越市、柏崎市
富山県/黒部市、富山市
石川県/輪島市、七尾市、鳳珠郡穴水町、羽咋郡志賀町

新穂地区にてあぜで休息するNo.22および26の2羽

◇トキの動き
4月に入り、大きな集団で行動していたトキは、少数や単独で動き回るようになり、佐渡と本州間でも、トキの移動が活発に確認されました。 島内においても、1日に20km以上移動した例もあり、これは、春になって、エサとなる生きものが増え、使用するエサ場が多くなったことや、 繁殖期であることが理由と思われます。
一方で、ペアになったトキは、行動範囲が狭まり、定着する傾向にあります。
(トキ・ニュース記事)
・No.03が再び佐渡へ戻りました。
http://toki-sado.jp/fanclub/0300/no3.html

◇繁殖状況・繁殖行動と産卵
産卵にむけて、具体的な動きが見られるようになりました。
・一部のオスとメスでは、「擬交尾」や「くちばし合わせ」、「枝渡し」等の繁殖期のトキによく見られる行動が確認されています。
・5組のペアの繁殖行動が見られ、3組のペア(Aペア・Bペア・Cペア)の産卵が確認されました。

 Aペア・・・4月7日から抱卵していましたが、4月12日頃から巣を離れ、4月25日に別の場所で再営巣をし、 4月30日から抱卵しているのが確認されています。
 Bペア・・・3月末に産卵。自然下での産卵が確認されたのは、1979年以来31年ぶりのことです。4月12日から20日にかけて、 3つ抱卵していたと見られるが22日と26日に卵を1つずつ巣外に捨て、残り1つも29日に捨てています。
 Cペア・・・4月中は、抱卵を続けているのが確認されています。
 Dペア・・・4月7日頃から営巣し、4月18日頃から抱卵しているのが確認されています。

営巣と産卵の記事はこちら
http://toki-sado.jp/fanclub/0300/post_265.html
抱卵を中断した記事はこちら
http://toki-sado.jp/fanclub/0300/post_269.html
卵を巣外に捨てた記事はこちら
http://toki-sado.jp/fanclub/0300/post_267.html

抱卵するオスに巣材を渡すメス
(抱卵するオスに巣材をわたすメス)

この写真は、環境省のモニターが、人の姿がトキに見えないようにブラインドなどで配慮した観察場所から撮影した写真です。

◇観察
人が巣に近づくとトキが危険を感じて巣を放棄してしまったり、 一時的に巣から離れた間にカラスなどの天敵に卵を奪われてしまう可能性があるため、観察は、 環境省モニターが普段よりも遠く離れた距離から行っています。
冬の間、群れであったトキが分散したり、使用するエサ場が多くなったりと、トキの観察はしにくくなっています。

毎日更新される『放鳥トキ情報』はこちら
http://ibis-info.blog.ocn.ne.jp
トキ目撃情報をお寄せください
http://toki-sado.jp/fanclub/0400/post_145.html
繁殖期のトキの観察について
http://toki-sado.jp/fanclub/0400/post_188.html

 

 

[ 掲載日 2010年04月30日 | トキの観察 ▼ひとつ前へ戻る ▲ひとつ次へ進む ]