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“ビオトープツアー ”アーカイブ一覧

2007年07月19日

第1回オリジナルビオトープツアーリポート

期間:7月14日(土)~15日(日)
場所:旧新穂村上瓜生屋地区
参加企業:金羊社

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■ 7月14日(土)
 東京駅(7:48)→新潟駅(9:54)→新潟港(11:00)→両津港(12:00)
 →ビオトープ作り(旧新穂村・上瓜生屋地区=13:30~16:00)
 →ホテル大佐渡(18:00)
■ 7月15日(日)
 史跡佐渡金山(9:00)→野生復帰ステーション(11:00)→トキの森公園(11:40)
 →両津港(14:30)→新潟港(15:30)→新潟駅(16:43)→東京駅(19:00)

 台風4号の影響が心配される中、7時48分東京発の「MAXトキ307号」で予定通り出発、11時に新潟港をジェットホイルで発ち、12時に両津港に。昼食後、13時30分にビオトープづくり予定地・旧新穂村の上瓜生屋地区に到着。着替えを済ませ、トキの野生復帰連絡協議会の高野会長の簡単なレクチャーを受けた後、14時10分、ビオトープ作りスタート(途中休憩を挟み16時に終了)。その後、相川の「ホテル大佐渡」で宿泊。
 翌15日は、史跡佐渡金山を見学後、野生復帰ステーションでトキと初めて“対面”。
さらに、トキの森公園のトキ保護センターで間近にトキを見たあと、帰路に。
両津港到着時は小雨がぱらついていたが、ビオトープ作りでは雨もやみ、約2時間、金羊社社員25人は、汗を流した。今回は、3.5枚(1.5反=15アール)のビオトープを作ることができ、作業後、ビオトープ前には「トキの野生復帰支援活動 株式会社金羊社」の看板がたてられた。

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第1号法人サポーター会員 金羊社 インサイド・レポート

 現場でしか学べないことがある。
 トキの野生復帰支援プロジェクトの説明を受けた金羊社の浅野社長は、法人サポーター会員になることを即座に決断した。
 企業活動を通じて社会に役に立つこと、企業市民として社会貢献活動にも取り組むことを、会社の方針として徹底してきた。どうすれば、社員一人一人に植え付けることができるか。支援プロジェクトへの協賛は、解決の糸口になると直感したという。こうして、支援プロジェクトの第1号会員が誕生した。
「実際に現場で汗を流すことによって、社会に役に立つとはどういうことか、社会貢献活動とはどういうことかを、本当の意味で理解できる。プロジェクトへの参加は、社員啓蒙の一環でもあります。それに、トキが再び空を飛ぶというのには夢がある。その夢に向かって、社員が共通の体験をすることができるのは、会社にとても財産になります」
 はたして、金羊社社員25人が参加した7月14-15日の第1回ビオトープツアーでは、予想を上回る成果を挙げることができた。段々畑状態になっている休耕田の1枚だけでも完成すればというプロジェクト事務局の予想をはるかに上回り、3,5枚、面積に換算すると1.5反(15a)のビオトープができあがったのだ。25人が約2時間汗を流した成果である。
「参加者一人一人が、意識をもってやっていると感じました。会社を挙げて佐渡に来てくれて、みんなが真剣にやってくれた。いいビオトープになったでしょう」

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作業前に高野会長の説明を真剣な表情で聞く

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ビオトープ作りは順調に進んだ          6月の視察でビオトープ作りを初めて体験
 
 30年間休耕田だった土地に水が入り、ビオトープに生まれ変わっていく。トキの野生復帰支援プロジェクトの高野会長は、プロジェクト最初のツアーの成功を喜んだ。
 この成功の裏には、浅野社長の入念な準備があった。ツアーの1カ月前の6月10-11日、浅野社長自らが、事務局のメンバーともに事前視察に訪れ、実際にビオトープ作りを体験。ビオトープ作りに取り組む場所も下見し、高野会長、竹田事務局長ともに入念な打ち合わせを行っている。もちろん、視察で得た知識は、参加する社員にフィードバックされた。
 浅野社長からリーダーに指名された神蔵部長は、作業後、参加者の気持ちを代弁した。
「今回は、社内にも広がっていくようにと、管理職が中心なんです。会社で会議をして、飲み会をやるより、一体感がありましたね。会社でも、いい共通の話題ができました。評判? 好評ですよ。いや、大好評です。今度は、家族も連れてきたいという社員もたくさんいます」

 作業を始めて30分で、道路沿い約30mのあぜ道が完成し、休耕田に水がしみ渡っていく。水を入れ始めて10分、作業を初めて40分で一番大きい一枚目のビオトープができあがった。そのとき、2枚目のビオトープ作りも半分まで完成。竹田事務局長の「このさいだから、3枚目もやりましょう」のかけ声に、歓声と落胆が入り混じったような表情を浮かべながらも、一枚目をやり終えたメンバーが、3枚目に上がり、まずは切り取った草木を一箇所に集める。こうして、地元の方が中心に作った1枚と合わせて3.5枚のビオトープが完成した。最後は、完成したビオトープの前に「トキの野生復帰支援活動 株式会社金羊社」の看板を立てて、記念撮影。カメラに向かってみんなが大手を広げる。屈託のない姿は、そのまま充実感の表れでもあった。
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浅野社長は、6月に佐渡を視察したときに、「参加した社員が、家族も連れてきたいと思ってくれれば。そして現場を知ることによって、自然にふれることによって、広い視野を取り戻してもらいたい」と話していた。リーダーの神蔵部長は、「家族も連れてきたいという社員が、参加前よりもさらに増えた」という。家族も連れてきたいという思いは、自分の体験を伝えたい、共有したいという気持ちの現れである。現場を体験することによって、自分が発信源になって周囲を巻き込んでいく。こうした行動の芽生えは、きっと社業にも生きてくるのだろう。

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金羊社の浅野社長(左)は「都会の“毒”を体の外に出せた」と満足気だった

 トキのために取り組み始めたビオトープツアーは、金羊社にとっては、トキがプレゼントしてくれた「現場」でもあるようだ。支援プロジェクトの取り組みは、2015年までつづく。トキとの出会いは、金羊社に大きな財産をもたらしてくれるかもしれない。
 

2007年10月04日

第2回 金羊社オリジナルビオトープツアー

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2007年9月15日(土)~9月16日(日)催行

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かつて全国の里山に生息していたトキ。
明治以降、乱獲や環境汚染によってその数をどんどん減らし
1981年には佐渡に5羽を残すのみとなる。

トキを絶滅から守ろうと保護活動がスタートするが
これら5羽も次々に亡くなってゆき
2003年に最後の1羽が亡くなったことで
日本の野生生まれのトキは絶滅。

その後、中国から贈られたトキは
トキ保護センターを中心とする多くの人々の力によって守られ
現在では100羽を超えるまでになる。

保護ケージで生まれ育つトキを
本来の自然の中に帰してあげたい!

「トキの野生復帰連絡協議会」の取組みが発足。
飛び方、餌のとり方などの基本的なことから訓練が始まる。

そして
第1号法人サポーターとなった(株)金羊社が
餌場(ビオトープ)作りのサポート活動を開始。

これは(株)金羊社の皆さんの
第2回『オリジナルビオトープツアー』に参加したレポートです。
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美しい山並み、表情豊かな海岸線、そして島中央にはおおらかに広がる
田園を持つ佐渡。
東京から訪れた私の目には、人と自然が調和しながら暮らす美しい里山を、
たくさん残しているように映りました。

ツアーの時期が初秋ということもあり、稲は小金色、風に揺られるたびに
キラキラと光りが踊るようです。
道沿いに咲く紫や赤、白の小さな花を見て、知らず知らずのうちに笑顔に
なっている自分に気づかされます。

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佐渡の風景

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赤い実がかわいい

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白い花は何の花だろう?

最後のトキが残っていたという事、それは、ここ佐渡が日本の自然を残す貴重な場所であったと言う事につながります。美しい風景を残しているのに、そんな佐渡ですら、自力で生きる訓練を終えたトキを今すぐ放鳥したら、彼らが食べる餌をはぐくむ場所が足りてはいないのだそうです。

トキは毎日体重の10分の1に当たる量の餌を食べるそうです。
成鳥となると体重は2kg程にもなるため、毎日200gのドジョウやサワガニ、バッタなどを食べることになります。

それってどのくらいの量なのか想像しにくいですが、例えば60羽の成鳥のトキがドジョウを食べるとすると、
なんと!毎日1万匹ものドジョウが必要になるのだそうです。

佐渡にはきれいな田園が広がっているので、田んぼはたくさんあります。でも、餌になるドジョウが生きられる環境を作る為には、凍える冬場にも田んぼに水を張る、農薬を可能な限り使用しない、山の上で荒れたままになっているような土地を蘇らせるなど、工夫と継続的な努力が必要になってきます。

今回、私が参加させていただいたのは、斜面にある小さな荒れた棚田の跡地3段に溜め池のような状態を作り、ビオトープ化する作業のお手伝いです。

トキ野生復帰連絡協議会・会長の高野さんをはじめとする地元のスタッフの皆さんが用意してくれた、ひざ上まであるグリーンのゴム長靴(これが結構カッコイイ!、そしてはくと何故だか、すごくやる気が出る?)をはいてから、道具の説明を受け、いざ出陣!

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並べられた道具達 全員グリーンの長靴スタイルです

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高野さんから道具の使い方の説明をきく

鋤には鋤の、鎌には鎌の役目があるので、散らばった木々や小枝を集めて小山を作る、土を掘り返して軟らかい土壌にする、棚田の上から流し込んだ水を、足踏みを繰り返すことで土壌と混ぜ合わせる、水分が溜まるように土手を作るなど、道具の特徴を活かして作業が続けられました。と文章で書くのは簡単だけれど、これが実に大変!なにしろ足が沈む、沈む、沈む。普通、歩くというのは左右の足を順に繰り出していくことですが、ドブドブ状態の深い泥の中ではそう簡単ではありません。右足を進めたら、左足を泥から抜くのに渾身の力を入れて引き抜く、その引き抜いた左足を前に踏み入れると、また沈む。この繰り返しで、一体ビオトープ作りをしているのか、泥と自分の体重と格闘しているのか分からない状態に突入。気づけば参加者の皆さんも汗だくです。

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いざ作業開始 この段階ではまだ泥も浅くみんなヤル気満々!

「もぉ~駄目だ!1歩も動けない」とへたばる直前、ナイスタイミングで、地元のスタッフの皆さんから掛け声がかかります。「枝などの小山を作ることで、このビオトープに棲息出来る生物の多様性が生まれるんですよ」という真面目なものもありますが、「道具の使い方が上手い、上手い」と持ち上げられて「えっへん!」なんてえばっていると「ハイ、上手だから向こうの方まで全部お願いしますよぉーーー」「む、む無理です!」などと笑いを提供してくれます。すると不思議、人って笑うと、また少し動けるようになるんですね。

そんな風にして自力というよりは、もうほとんど他力によって、なんとか予定のビオトープ作りが終了。小さいスペースながらも、荒れ果てた棚田がちゃんと溜池に変わっている。「う~む、私がドジョウだったら棲んでやってもいいかって気になりそう」という空間が出来上がっていました。

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写真左部分のような草ぼうぼうの荒地を右部分のように変えていく

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堅かった地面が徐々にビオトープらしくなっていく

第1回 オリジナルビオトープツアーメンバーの作ったビオトープには、既にドジョウやゲンゴロウなどが棲みついていて、それを地元のスタッフの皆さんが見せてくれました。
すると、普段なら「うぇっ~ ゲンゴロウ!」となるところも、なんだか愛しく感じられるのです。

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写真下部分は第1回目のツアーメンバーの汗の賜物で出来上がったビオトープ
今回のツアーでは写真中央部分の荒地をビオトープに!

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水があることで、植物も、そこに棲息するたくさんの生き物も現れてくる

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ゲンゴロウを手にとって見せてくれる高野さん

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ビオトープの中にいたゲンゴロウやとかげ

このツアーの大切なところって、こういう「愛しい」という気持ちが育まれるところなんだなと気づかされます。


20名以上の大人がフラフラになって作れるビオトープが、この大きさだとすると、1日や2日のツアーでお手伝いをしても、大して役に立てないなぁと思っていたのですが、このゲンゴロウの一件で、トキが棲めるような里山を愛しく思い大切にしたいという事に<心で気づくこと>が全ての始まりにつながるんだと気づかされました。

理屈では充分わかっていても、頭で理解していても、それは心や体が気づいているのとは違うのですね。

何故、トキだけ特別?守らなくてはならない生き物なら他にもたくさんいるではないのか?というような声もありますが、トキを守るというひとつの事が、ひいては日本の里山を守り、日本の美しさや生き物に対する思いにつながり、地球自体が生きているんだという事に気づくきっかけとなるのかもしれません。
少なくとも、私にはその効果があったようです。

来秋には、夕暮れの空をトキが自由に飛んでいてほしい。そう素直に思いながらビオトープを後にしました。

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佐渡の夕暮れ こんな空をトキが羽ばたく日が来るのが待ち遠しい

                               

2008年08月19日

第3回 金羊社オリジナルビオトープツアー

2008年7月19日(土)〜7月20日(日)催行

■ 7月19日(土)

 東京駅(7:48)→新潟駅(9:54)→新潟港(11:00)→両津港(12:00)
 →ビオトープ作り(旧新穂村・上瓜生屋地区=14:00〜16:00)

 →ホテル大佐渡(18:00)

■ 7月20日(日)
 尖閣湾(9:00)→トキの森公園(11:40)→野生復帰ステーション(12:00)

 →両津港(14:30)→新潟港(15:30)→新潟駅(16:43)→東京駅(19:00)

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 2008年度最初のビオトープツアーは、昨年と同じ行程で実施された。
ただし、今回は、「親子で参加」がテーマとあって、12人の子どもも参加。
ヤゴやタガメなどの昆虫をビンに集めるなど、中休みに用意されたスイカを食べる時間も惜しむほど、ビオトープでの泥んこ遊びに熱中していた。
一方、大人は、昨年整備したビオトープの再整備で、生い茂った雑草とひたすら格闘。作業のしんどさでは、昨年のビオトープ作りよりも地道な草取りはハードワークだったが、大人が草刈りした後を、子どもたちが縦列になって、泥を足で踏みながら練り上げていく。大人と子どもの「分業作業」ばっちりで、一面が雑草に覆われていたビオトープも息を吹き返した。

 2年目を迎えたビオトープツアーは、昨年とは一味違った笑顔があった。
昨年は、「社会的な意義と企業のCSR」をテーマに、社内で有志を募ってビオトープツアーを組んだ。今回は、そうしたやや堅苦しかったテーマに、「いかに自分たちも楽しむか」ということもテーマも加えた。
「今年は、是非家族で行ってもらって、ビオトープ作りの輪を広げてもらいたい。家で会社の話をしても、なかなか家族には理解してもらえないでしょうが、こうしたビオトープづくりの話題であれば、仕事の話題も、同じ会社の話題。家族の職場に対する関心も違ってくると思う。楽しかった体験を家族で共有してもらいたいです」
 浅野社長は、昨年のビオトープツアーに参加した社員同士は、共通体験をしたことで、職場に帰ってからのコミュニケーションもより円滑になっていることを肌で感じたという。今年は、社員同士が家族ぐるみでツアーに参加することによって、そうした効果をより広げようとした。

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 はたして、ビオトープ作りが始まるまでは親に寄り添うようにしていた初対面同士の子どもたちも、いざ、ビオトープに着くと、その垣根はあっというまに払われた。次々にビオトープの中に入っていく。おっかなびっくりの子どもも、ビオトープで遊ぶ「仲間」に後押しされるように、ビオトープに足を入れる。そうした風景をみながら、社員同士にも笑顔が広がっていった。
そこには職場では見せたことのない、親としての顔があった。

 もちろん、ビオトープづくりも「親子の共同作業」だ。昨年整備したビオトープは、1年たって雑草だらけ。ビオトープで泥んこ遊びを楽しんだ子どもたちも、15時の中休みを挟んで、ビオトープ整備に加わった。草を根っこから引き抜いた抜いた後の掘り返された土を、足で踏んでならしていく。両手で相手の肩をつかんで縦列になり、掛け声を合わせての作業だ。草ぼうぼうだったビオトープがならされ、一面に水面が広がるようになっていく。子どもたちの掛け声を聞きながらの草刈りは、ともすると一息つきたくなる気持ちを励ましてくれる。
 そして、16時に無事作業は終了した。看板の前での恒例の記念撮影では、大人も子どもも泥だらけ顔に笑顔が弾けた。

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 次回のビオトープツアーは10月。
9月25日にトキの試験放鳥が計画されているため、トキのいないビオトープ作りはこれが最後になる。

「子どもがいると、注意しなければいけないことも増えるけど、やりがいもでてくるし、都会ではできない親子の体験をできた。参加した家族は、昨年とは違った楽しさがあったと思います。今度は、トキが佐渡の空に放されたあとでしょう。もしかしたら、このビオトープでエサを食べてくれているかもしれないし、ビオトープ作りをしながら、空を舞っているトキを見ることができるかもしれませんからね」
 今回、子どももつれて参加したこのプロジェクトの責任者の神蔵さんは、子どもの頭にポンと手をやりながら、責任者としての顔と父親としての顔を交錯させた。
 トキの試験放鳥後の10月のツアーは、どんな笑顔で彩られるのだろうか。今度は笑顔の中心に本物のトキの姿があるかもしれない。

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About

トキの野生復帰連絡協議会事務局(里地ネットワーク)、メンバーのソニー・ミュージック・コミュニケーションズ、JTB関東が、トキの野生復帰を国民的なムーブメントにしていくために2007年4月より開始したトキの野生復帰連絡協議会のプロジェクトです。

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